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2016.12.06 The XX 豊洲PIT

 

 

The XXが来日すると聞いて、アルバムを聞き返したらいい感じだったのでライブを見に豊洲へ向かった。

 

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まずはSBTRKTとの共演でお馴染みのSamphaが会場を温めてくれた。ピアノの弾き語りによるシンプルな演奏だったが、透き通るような歌声に呑まれた。照明も相まって幻想的なステージだった。

 


The XXは、ロミーとオリヴァーの囁くような、しかし力強い声が響いた。

ほとんどの曲にアレンジが施され、ビートの多くがジェイミーのパッドの生演奏であることに驚いた。たまにヨレるリズムもどこか微笑ましく、新曲はどれもダンサブルで今までとは一味違うThe XXの一面を見ることができた。次のアルバムが非常に楽しみ。

 

『Loud Place』、『Stranger In A Room』、『Gosh』とジェイミーのソロ曲を惜しみなく披露してくれたのは嬉しかった。『Gosh』では、ロミーとオリヴァーが手を取り合って踊っていたシーンがより多幸感を膨らませてくれた。さあ踊るぞ、と上目遣いでロミーに近付くオリヴァーが程よくキモくてよかった。

 

どの曲も素晴らしかったが、ベストソングを挙げるなら1st albumの『Infinity』。最後のサビの『give it up, I can't give up』の箇所で、原曲を超える爆音と尺でぶちかましていて笑みがこぼれた。静かな曲が多い中で、対照的なアレンジであったことがより楽曲を際立たせていたように思う。


この日は低音が存分に出ていて、膀胱が圧迫されてめっちゃトイレに行きたくなった。素晴らしい一日だった。

 

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