ずっと見たいと思いつつ、手を付けられずにいた映画。
東京・銀座の地下にある鮨店、すきやばし次郎の店主小野二郎が寿司を握る所作は美しく、スローモーションの多用もマーヴェルみたいにくどく感じられなかったような。
静かで重い雰囲気にピアノの音が絶妙にマッチしていて、調べたらフィリップ・グラスという作曲家らしい。二郎さんと歳が近い。
一つの道を極め続け、85歳になっても働き続ける情熱はもはや狂気に近いんじゃないだろうか。俺すぐ投げ出しちゃうからなあ。持続させたい。
最後に電車で優しく微笑む二郎さんがまた良かった。